
知っておきたい、経済学の情報
ある少年が、足しげく通うお店にとてもかわいい女性の店員がいました。
年齢は、その少年と同じくらいか、少し女性のほうが年上かと思われるくらい。
声をかけたい、というか、一回くらいデートに誘いたい。
こんな風に思うのはなにもこの少年に限らず、誰にでも起こりうる感情でしょう。
しかし、それがなかなか言い出せない。ただただ月日が過ぎていくのです。
そんな少年の気持ちは、おそらく、「断られたらどうしよう・・・」といったところではな
いでしょうか。
そんな少年も、ついに、声をかけようと決心して、そのお店に向かいました。
ところが・・・お店にいたのは、別の店員。
慌ててその店員に「昨日いた店員さんは?」とと言わせてみたところ、「昨日で辞めたよ」
という少年とっては衝撃的な一言が返ってきたのでした。
そのとき、少年は思いました。「声をかけておくべきだった・・・」
これからわかることは何か。
つまり、人というのは「やって後悔するより、やらなくて後悔することの方がダメージは大
きい」ということです。
この一幕は、とある証券会社のCMを参考にさせていただいたのですが、この行動は、経済
心理学あるいは行動経済学と呼ばれる経済学の一つのジャンルの研究にもなっていることな
のです。
この場合、「声をかけて断られる」というリスクと「声をかける前にいなくなってしまう」
という二つのリスクが存在していますね。
もちろん、この状況を打破するには、つまり、自分にとって利益になる女性店員とデートに
行くという目標を達成するには、このリスクを打破しなければいけません。
ただ、人間や他の動物にも「癖」という行動があり、リスクに直面した時に、この癖に行動
を左右されることが多いのです。
この癖というのは、相場にもみられることがあるというのです。
たとえば、直近でいうと、世界同時株安。
あのときは、アメリカを中心に世界的に株価が下落して、世界中の多額の損失が出てしまい
ました。その時から、なぜか急激な円高が始まりましたよね?
あの円高も、なにか根拠があって起こったとは言い切れないでしょう。
というよりも、世界中の為替ディーラーが過去の経験をもとに動いたからで、確固たる明確
な理由はないといわれています。
もとより、不謹慎な話ではありますが、戦争が起きたなどというような一大事なら、目に言
える理由として為替相場は変動するでしょうが・・・おそらく、その時の先入観や感情が人
間の行動を支配したのでしょう。
それらが複雑に入り混じって右へならえで市場が動いたのではないでしょうか。
いま、あなたが始めたいと思っているFX取引というのも、数字だけが動いている無機質な
世界ではないのです。
あなたが、FXの世界に飛び込むというのなら、FXの世界で人と違う考え方で取り組んでみ
たら、ひょっとすると、あなたのアクションが世界の相場を操るかもしれないのです。










